寿命が変わる!体内の「慢性炎症」に対処せよ

「地中海型」の食事がアナタを救うカギになる

若いのに風邪をひきやすい、ケガが治りにくい…そんな方は要注意です(写真:KY / PIXTA)

寒気が強まり空気が乾燥すると、のどや皮膚の「炎症」が起こりやすくなります。これらは比較的症状のわかりやすい炎症ですが、実は人の体の内部には、目に見えない炎症も点在しています。

これらの中には、やがてがんにつながっていくおそれがあるものもあり、「慢性炎症」としてすでに社会問題化しつつあります。いつの世もビジネスパーソンを悩ませる、原因不明の不調やイライラ。これらも体内の慢性炎症の一つかもしれないのです。

これらの慢性炎症を改善するカギを、人体に存在する「テロメア」が握っていることが、昨今の研究で明らかになってきました。

長寿者はテロメアが”長い”傾向に

この連載の過去記事はこちら

テロメアといえば、2009年のノーベル医学・生理学賞の受賞テーマとなったことをご記憶の方も多いでしょう。テロメアは人体内の染色体の末端部にある、遺伝情報を司る部分。そこでは「テロメラーゼ」という酵素がテロメアの伸長を促しています。

このテロメアの「長短」が寿命の「長短」をも握るカギであるとされ、近年世界中で研究が行われているのです。

テロメアは加齢とともに短くなっていく傾向がありますが、長寿者やその子孫を調べると、同じ年齢の人と比較してテロメアが長く、一方で慢性炎症の程度が低く、細胞が老化しにくい状態になっているため、がんの罹患リスクも低いことがわかってきました。

次ページ生活習慣次第でテロメアは削られる!
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
JR九州“脱鉄道”の成算

今年、上場を果たしたJR九州。豪華寝台列車「ななつ星in九州」は話題になった。しかし、人口減少などもあって鉄道事業の先行きは暗い。成長は非鉄道事業の成否に懸かっている。