妻はモラハラ夫にどこまで耐えるべきか

過度な従順は相手を増長させる

夫の日常的な精神的虐待で心身共に疲れています(写真 : マハロ / PIXTA)

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結婚5年目で一人息子がいます。夫の日常的な精神的虐待で将来の展望が持てず、心身共に疲れています。
実は私は男性の飲む・打つ・買うや身体的DV以外は、女性は我慢して当然という育てられ方をし、世間知らずなまま結婚しました。それに争い事を特に好まず、誰に対しても従順な性格です。10歳上の夫はその辺を見透かしてか、結婚当初から何かにつけて私をしかり、私は夫におびえて生きてきました。
料理の味付けが少し甘い・辛いでも夫は不機嫌になり激高するので、結婚当初から緊張しない日はありませんでした。それでもそれは私が至らないせいだと努力を重ねてきましたが、それだけではどうにもならない問題の連続です。夫は会話の途中で私の考え方が気に入らないだけで急に怒り出し、私の小さなミスや勘違いにも、「そんなことができないのか」と大袈裟に激怒します。仕事上の不愉快なことも家に持ち込んで私に八つ当たりしますので、何が原因で不機嫌になるか予測がつかず、私の神経はいつもピリピリしてきました。
あまりの理不尽さに最初は「そこまで怒らなくとも」とか弁解をしましたが、それは「つまらない人間ほど反省する前に言い訳をする、そこがもっと許せない」と、さらなる激昂を招くだけでした。それでともかく「彼の嵐」がきたときは、ダンマリになるか謝る体裁を取ってきました。
夫の機嫌が良い時も、いつ豹変するかと気が気でありません。最近になって、夫からかけられていたマインドコントロールが解けたかのように、このような生活が嫌になってきました。外出先の夫から電話やメールが来ただけで、今度はどんな揚げ足取りかと内容を知る前から身構え、胃がキリキリします。離婚を考えるのは、短絡すぎるでしょうか?
初瀬(仮名)

 

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<パンプキンのコメント>

昔ならいざ知らず、今日でもこのような暴君のような夫が存在するのは、驚きです。しかし家庭内暴力事件などで表ざたになる家庭のありようを見てみますと、この悪い主従関係のような夫婦も、少なくないと思われます。

従わせ従うことが愛だと錯覚して始まった関係のなれの果てかも知れませんし、幼児期から愛された経験のない男性による、愛し方を知らないことからくる妻への接し方という指摘も聞きます。

あるいは妻を自分の所有物と勘違いし、精神的にもすべて支配しないと気が済まない単なる激しいわがままな性格か、結婚はしたものの妻が好きになれないか大嫌いだという理由まで、その原因もさまざまでしょう。

過度な従順が、暴君をつくる

ところで初瀬様のご夫君が、上記のどのタイプに当てはまるのかを計り知ることはできませんが、それはあまり関係ないかもしれません。昔のように親戚や隣近所の人たちとでさえ、助け合って生きることが難しくなってきたのが現代の世相です。人生の伴侶と決めた人を精神的にでも虐待する人は、一体誰とうまくやっていくのでしょう。

失礼ながら私はそんな人で大物(本物の人間という意味で)を知りません。彼らからは、夫婦で良い家庭を築き、良い人生を目指そうという意欲は、初めから持ち合わせていない次元の低さを感じます。

私の友人で仕事のできる男性が、「男が外で7人の敵と真剣勝負をしていたら、毎度の食事の味加減や妻のささいなミスで、激昂なんかしていられない」と言ったのを思い出します。

原因が何であれご夫君の出方は問題で、あなたが離婚を考え始めた非も、明らかに彼にあります。少なくともこのままあなたがしかられっ放しでいるのは、彼の悪癖をますます増幅させるだけです。

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