アマゾン、10-12月利益が予想を大幅に下回る 

営業費用が増加、クラウド事業の伸び鈍化

1月28日、アマゾン・ドット・コムの第4・四半期決算は、営業費用の増加やクラウドサービス事業の伸び鈍化を背景に、利益がアナリスト予想を大幅に下回った。ポーランド・ヴロツワフの物流センターで昨年12月撮影(2016年 ロイター/KACPER PEMPEL)

[28日 ロイター] - 米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が発表した第4・四半期(12月31日まで)決算は、利益が過去最高となったが、アナリスト予想を大幅に下回り、株価は時間外取引で13%超下落した。

純利益は4億8200万ドル(1株当たり1ドル)。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめた同社利益のアナリスト予想平均は、1株当たり1.56ドルだった。前年同期は2億1400万ドル(同0.45ドル)。

純売上高は21.8%増の357億5000万ドルとなったが、アナリスト予想の359億3000万ドルを下回った。前年同期は293億3000万ドル。

クラウドサービス事業の純売上高は69.4%増の24億1000万ドル。第3・四半期の伸び率は78%超だった。

為替変動による影響を除いたベースで、純売上高は前年比26%増加した。同社のブライアン・オルサフスキ最高財務責任者(CFO)は、為替相場が予想以上に影響を与えたが、全般的に好調な四半期であり1年であった、との見方を示した。

第4・四半期の営業費用は20%以上増加し、346億4000万ドルに上った。アマゾンは年会費99ドルの有料会員プログラム「プライム」向けの新サービス導入で支出が増えている。

同社はこれまで、利益を犠牲にして「プライム」サービスなどの成長分野への投資を続けてきた。ただ、投資家の間では、こうした戦略で今後も継続的に利益を確保できるかという疑問が高まっている。

小売り調査会社コンルミノのアナリスト、ニール・サンダース氏は「他の小売企業の標準と比較した場合、アマゾンの収益率は依然、非常に低い」と指摘。「アマゾンが受け取る1ドルのうち、同社の利益となるのはたったの0.75セントだ」と語った。

サーハン・キャピタルのアダム・サーハン最高経営責任者(CEO)は「投資家が望んでいた成長ストーリーがない。アマゾンは明らかに約束を果たしていない」と述べた。

アマゾンは第1・四半期について、売上高が前年比17─28%増の265億─290億ドルになると予想。営業利益は、1億─7億ドルを見込んでいる。前年同期の営業利益は2億5500万ドルだった。

アナリスト予想は、売上高が276億ドル、利益が4億0030万ドルとなっている。

*内容を追加します。

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