「ノート術」にハマる人は何を求めているのか ビジネスにも役立つ6つのメリット

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現在という時間軸については、今の悩みを解決するための「ソリューション・ノート」として、悩み事をノートに書き出していきます。人は悩んでいる時に具体的に何で思考が止まっているかを意識しづらいことがあり、問題を紙に書き出す作業は心理学的にも理にかなっています。さらにはみずからが抱えている問題を解決するためには、それに関する書籍を3冊読むことを勧めています。

ノートを書いて人生を整理する

『幸運を引き寄せたいならノートの神さまにお願いしなさい』(丸井章夫著、すばる舎リンケージ)。上の画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

ノートを書くことは、新しい人生を歩むために必須の潮目をつくることであり、つまり、ノートを使って人生を整理整頓できるのです。

未来の夢は「ドリーム・ノート」として、1カ月に1回、願い事をノートに書きます。月に一度、新月というタイミングに願い事を書くことを推奨し始めたのはジャン・スピラー氏と言われていて、その教えと近い考え方です。1カ月に1回でも自分に向かい合い、自己実現をじっくり考えることは有用で、逆に言えば自分で思いつかない、具体的に描けない夢はかないようがありません。

何も書いていない真っ白なノートは、どこに行ってもよく、行き先さえ決めていない航海図に似ています。人生を航海になぞらえて、その新しい方向性を切り開くためにノート術を活用したいと考えている人が多いからこそ、「ノート」をテーマにした書籍が注目されているのだと筆者は感じています。

丸井 章夫 心理カウンセラー

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まるい あきお / Akio Marui

1972年生まれ。秋田県出身。明治大学政治経済学部卒。米国CCE,Inc,認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー、米国NLP協会認定NLPプラクティショナー、運命カウンセラー(手相家、占星術師)。上場企業に長年勤務した後、2009年に独立し名古屋市内で起業コーチング、カウンセリングと占いを専業として行っている。幼少時より人間心理と精神世界に興味を持ち、19歳よりプロとして、以来、20年間にわたり1万人を超える相談実績がある。

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