雇用はなぜ壊れたのか 会社の論理VS.労働者の論理 大内伸哉著

雇用はなぜ壊れたのか 会社の論理VS.労働者の論理 大内伸哉著

利益を追求する「会社の論理」と、権利を守る「労働者の論理」の二つが雇用問題の中にある。経済の激変で両者の調整が一段と難しくなったが、どうすればよいのか。

社内不倫や恋愛を論じた「法と道徳」、格差で話題の「正社員と非正社員」など、会社をめぐる11のテーマを労働法の研究者が論じた。二つの論理を「いったりきたり」して、著者は明確な答えを示さない。どちらを重視するかで結論が異なるためだ。

日本の雇用では「二つの論理の絶妙なバランスが保たれていた」と、著者は指摘する。しかし貧困と不安定な雇用が社会問題となる中で「労働者の論理」が強まる傾向にある。結論を急がずに「冷静な判断が必要」、と呼びかける。

ちくま新書 777円

Amazonで見る
楽天で見る

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
インテルの<br>パラノイア的技術経営

インテル中興の祖、アンディ・グローブ。数々の英断で、プロセッサー半導体市場で無双の企業を作り上げた。グローブの愛弟子である、インテル全盛期のトップが語る技術経営の神髄。