46.1%--週3日以上手作り弁当を持参する父親(第1子が幼稚園児)の割合

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 昼食は手作りの弁当という勤労者が少なくない。今年1月にミツカンが、長男もしくは長女が幼稚園・保育園に通う首都圏・関西圏在住の父親を対象に実施したアンケート調査によると、46.1%が手作りの弁当を週3日以上職場に持参している。さらに毎日持っていっている人も全体の3割を占め、まったく弁当を持っていかないのは4割足らずだ。

しかも、妻の作る弁当の満足度は総じて高く、ほぼ半数が100点満点で80点超(平均83点)と評価している。

もっとも、手作り弁当を持参するようになった理由(複数回答)を見ると、81.0%と突出して多いのが「昼食代の節約」。また、弁当持参のよい点として、経済的なメリットとともに、「買いに行く手間が省ける」「食堂等の混雑から解放される」「昼休みも仕事ができる」といった昼休みの時間節約を挙げる人が多い。おいしさ、健康への配慮をはじめ、手作り弁当のよさへの認識の広がりがうかがえる一方で、短く余裕のない昼休み、外食や昼食購入に伴うストレスなど仕事に追われて安らぎを欠く勤労者の昼食事情の一端が表れているといえるだろう。

回答者は労働時間あるいは実質的な拘束時間が最も長い30歳代が中心で、幼い子どもとはもちろん、妻とも生活時間のズレが生じがちだ。そんな中で手作り弁当は、忙しい「お父さん」が家族との絆を確認できるアイテムのひとつといえるだろう。

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