江戸に学ぶ人育て人づくり 小泉吉永著

拡大
縮小
江戸に学ぶ人育て人づくり 小泉吉永著

「往来物」と呼ばれる江戸時代の寺子屋などで使われた読み書き教科書や、江戸中期以降に続出した子育て書、教訓書や家訓類から、当時の父親像や人づくりの心得をたどると、その根底には「正直」思想があり、自らの人生の大半をかけて子育てを行う父親がいる。小・中・高校の教員を経て現在は大学で教鞭を執る著者は、江戸時代に万人第一の徳目とされたこの正直こそ、今の日本の人づくりに重要な思想だと指摘する。

著者が蒐集した『親子茶呑話』など貴重な古典資料を現代語訳で紹介。「教育力」が低下しているといわれる現代に生きる親、教育者、企業経営者など人育てにかかわる人間が学ぶべき伝統的な「日本の教育文化」を説く。

角川SSC新書 819円

Amazonで見る
楽天で見る

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT